現地企画講座「カイゼン活動を通じた人材の育成」
2018年10月8日~9日 オレンブルク
2018年10月11日~12日 キーロフ
講師:津曲 公二 氏(株式会社ロゴ 代表取締役社長)
冨永 宏志 氏(株式会社ロゴ ビジネスパートナー)
日本の製造業やサービス業の現場では従来から「カイゼン活動」が活発に行われています。カイゼン活動の目的は、品質を高めること、仕事をやりやすくすること、納期を短縮することなどです。このような活動は、上司の指示によることもありますが、多くは職場のチームごとに自主的になされます。自主的な活動であることが最大の特長です。ですから、このような職場では、働く人たちに活気があります。職場は掃除が行き届いており、清潔です。自分たちのやったことが掲示され、自分たちでつくった設備や道具もあります。管理職と働く人たちとのコミュニケーションも活発です。
講座の参加者は、カイゼン活動が企業戦略として採用され大きな成果を出した好例について知りました。1990年代、業績が低迷していた日産の奇跡的な復活は、このカイゼン活動が大きな原動力になったことについてです。そして、カイゼン活動が人材の育成につながること、カイゼン活動を加速させるためには、関係する職場を横断する取り組みが必要になることを学びました。また、提案された方法を実践するために、演習としてディスカッションやグループトレーニングを行いました。
オレンブルク国立大学、オレンブルク国立大学日本情報センター、人材育成組織委員会キーロフ地域支部、ビャトカ国立大学、キーロフ州大統領プログラム参加者協会におかれましては講座の実施にあたりご協力並びに積極的なご参加をいただき、感謝申し上げます。